短期目標
・皮膚の状態を毎日確認し、変化に気づくことができる
・かゆみや痛みなどの違和感を早期に訴えることができる
・清潔と保湿を意識してスキンケアを行うことができる
・家族や支援者と協力して皮膚トラブルの予防ができる
長期目標
・皮膚を健康に保ち、トラブルを未然に防ぐことができる
・自分の皮膚状態に合わせたケアを日常生活に取り入れることができる
・環境や体調に応じた皮膚の保護行動を継続できる
・皮膚症状の悪化を防ぎながら、快適な生活を送ることができる
O-P
・皮膚の乾燥、発赤、発疹、びらん、亀裂、浸軟の有無
・かゆみや疼痛などの自覚症状
・汗や排泄物による湿潤状態の有無
・使用中の薬剤(ステロイド、抗菌薬、抗がん剤など)
・清潔習慣、保湿剤使用の有無
・栄養状態、血清アルブミン、体重変化
・既往歴(アレルギー、糖尿病、皮膚疾患など)
T-P
・皮膚の観察と記録を定期的に実施する
・適切な保湿剤の選定と塗布の支援
・清潔保持のための清拭や入浴援助
・皮膚トラブル部位への非接触的ケア(ガーゼ保護など)
・通気性の良い衣類・寝具の使用支援
・発汗や排泄による湿潤部位の速やかな清潔・乾燥
・皮膚科医やWOCNとの連携によるケア方針の調整
E-P
・皮膚の構造とバリア機能についてわかりやすく説明
・保湿の重要性と適切な使用タイミングを指導
・汗や排泄物の早期処理の必要性を助言
・皮膚の状態に応じた洗浄方法と刺激回避を共有
・寝具や衣類選びの工夫と注意点を家族に説明
・症状の悪化や感染徴候の早期発見ポイントを教育
・皮膚状態の変化を記録し医療者に報告する習慣を支援
O-P(観察・評価)の背景と根拠
・発赤、発疹、びらん、水疱、乾燥、皮膚の菲薄化などの変化は、皮膚バリア機能の低下を示す初期サインであり、部位・程度を的確に把握することが重要である
・体位や圧迫部位、装着物(ギプス、オムツ、チューブ類)との接触状況の観察は、外的刺激による損傷リスクを評価する上で欠かせない
・栄養状態や水分バランス、既往疾患(糖尿病、ステロイド使用歴など)も皮膚脆弱性と深く関係しており、全身的視点での評価が求められる
T-P(ケア・処置)の背景と根拠
・定期的な体位変換や除圧処置は、持続的圧迫による血流障害を予防し、褥瘡や皮膚障害の発生リスクを大幅に低下させる
・スキンケア(保湿・清潔保持)や皮膚保護剤の使用は、バリア機能の保持・修復を目的とした基礎的ケアである
・発汗・失禁による湿潤環境への対応や皮膚刺激物の除去は、マセレーションや接触性皮膚炎の予防に有効である
E-P(教育・指導)の背景と根拠
・皮膚の観察方法や早期異常への気づき方を指導することで、利用者・家族自身がトラブルの早期対応を行いやすくなる
・日常生活での衣類選び、保湿の習慣化、入浴時の注意点などの具体的な生活指導は、皮膚の安定維持に直結する
・糖尿病や脊髄損傷など、感覚障害を伴う疾患では、傷に気づきにくいため、セルフチェックと環境調整の必要性を丁寧に説明することが重要である
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